5: ◆5tAuYEuj7w[saga]
2014/07/18(金) 09:06:19.37 ID:djXuaAu+0
  由比ヶ浜を見かねてか、雪ノ下はやけに沈痛な面持ちで告げる。 
  
 「比企谷くん、あなたみたいな人間が異常な行動をしたら、周りも自衛のために警戒してしまうのは致し方ないことだと思うのだけれど」 
  
 「……俺は変質者かよ」 
  
 「あら、あながち間違ってないんじゃないかしら」 
  
  妙に輝く笑顔で肯定する雪ノ下。俺は思わずがっくりと肩を落とす。話はそこで終わりかと思いきや、無言の二人の責めるような視線はとまらない。 
  俺は特段誤魔化す必要もないかと考え直し、二人に告げる。別に強烈な視線に負けたとかそういうわけではない。 
  
 「今日注文していたアミュスフィアがようやく届くんだよ」 
  
 「へーそうなんだ」 
  
  なるほどと頷く由比ヶ浜に対し、苦い表情をしていた雪ノ下がやけに印象深かった。 
  
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