66: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2014/07/26(土) 13:52:04.63 ID:RR6bJGl20
ジャン「付き合ってやるぜ!10秒間だけな!」バシュッ
ギューン!
コニー「いけー!ジャン!」
THWIP! THWIP! THIWP!
バシュッ! ギューン! バシュ!
ジャン「っく!なんて速度だ!こっちはガス使ってアンカー出してまでスピード出してるのに向こうはただ縄みてーなのだけなのによ!」バシュ!
スパイディ「木だとかビルだとか、ひっかける場所があるたくさんある場所で僕とスピード勝負なんて勝てっこないのにな。ほらほら、もっとアクセル吹かすよー!」THIWP!
ジャン「くそッ!回転を上げやがった!こっちもガス残量なんざ気にせずに本気でッ――」グンッ
ジャン「ぐぇッ!・・・か、身体がきしむッ・・・」
ガッ!
ジャン「ぐあっ!(しまった!木にぶつかっちまって・・・落ちる!)」
THWAP!THWAP!
バゥンッ
ジャン「・・・?・・・・・・な、なんだこりゃ?・・・でっかいクモの巣?」ビヨヨンビヨヨン・・・
スパイディ「大丈夫?クラッシュしちゃったね。まあ気に病むことはないよ。『スターウォーズ』でもルークはダースベイダーに負けただろ?年上に負けてもはずかしくなんかないんだから」
ジャン「このクモの巣はアンタが?・・・」
スパイディ「うん。卵パックをおっことしそうになった時とかよく使うんだ」
ジャン「・・・・・・アンタ・・・なんであんな速度が出せるんだ?手から糸を出してるだけなのに・・・なんで立体機動装置よりも早く動けるんだよ」
スパイディ「うーん、僕くらいになるとどういう角度でどういう体重移動をすればどれくらいの速度が出るかとか身体が覚えちゃってるんだよね。ようは振り子の運動エネルギーが――」ペラペラ
スパイディ「それにこう見えて怪力があるから、ウェブ(糸)を引っ張って身体をひきよせる勢いもかなりのもんだし、なにより身体にかかる負荷を気にせず速度を上げれるから――」ペラペラ
スパイディ「普通の人間じゃ身体に相当な負荷がかかってコントロールが効かなくなっちゃうスピードでもへっちゃらなのさ。つまるところ年季とエンジンとボディが優れモノってとこだね」
ジャン「・・・・・・俺も・・・アンタみたいにもっと上手くなれるか?」
スパイディ「今の君よりは上手くしてやれるさ。そのためにローガンは僕を呼んだんだからね。さ、皆のとこに戻ろう。安心していいよ。木にぶつかったことは内緒にしといてあげるからさ」
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