92: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2014/08/01(金) 21:03:37.74 ID:gsRE1laX0
 エレン「」グッタリ 
  
 ライナー「」グッタリ 
  
 キャップ「さすがにやりすぎたか。では少し休憩といこう」 
  
 トーマス「じゅ、準備運動でこれじゃ・・・先が思いやられる・・・」グッタリ 
  
 ローガン「体力なんざ一日二日でつくもんじゃねえからな。俺の忍者修行と謳ってた訓練でも体力作りはしたが、まだまだだったか」 
  
 キャップ「ならば次は体術訓練といこうか。その前に、休みながらでいいから聞いてくれ。君達には兵士としての身体作り以前に、兵士としての心構えをしてもらいたい」 
  
 エレン「・・・?」グッタリ 
  
  
 キャップ「君達の事情・・・この世界の事情はある程度は聞いている。壁の中に立てこもり、外の巨人達と戦うために・・・『尊厳』を取り返すために訓練を積んでいるのだと」 
  
 キャップ「私も自分の信じる尊厳、誇りのために戦った。君達と同じように、訓練を積んで兵士となるべく努力した。だがかつての私は虚弱な身体で、兵士として認められなかった」 
  
 アルミン「!」 
  
 キャップ「ライナー・ブラウン、君は屈強な体格をしている。兵士としては申し分ない素質を備えていると言えよう」 
  
 ライナー「・・・あ、ありがとうございます」 
  
 キャップ「アルミン・アルレルト、気を悪くしないで聞いてほしいのだが、君は訓練兵の中では小柄な方だと思う」 
  
 アルミン「・・・はい」 
  
 キャップ「アルミンにとってはライナーと同じ訓練内容でも何倍もの難しさに感じるだろう。さっきの走りこみでも、ライナーよりもアルミンの方がつらそうだった」 
  
 アルミン「・・・」 
  
 キャップ「なのにアルミンは最後まで走り切った。もっと言うならば、今日この日まで皆と同じ訓練メニューをこなしてきた。アルミンの心が強いという証拠だ」 
  
 アルミン「!」 
  
 キャップ「勘違いしないでほしいのは、決してライナーの心が弱いということではない。私が言いたいのはアルミンの意志の強さだ。つらい訓練にもなんとか食らいついていくガッツだ」 
  
 キャップ「それが何よりも大事なものなんだ。人間の最大の武器は心なのだ。君達がこれから先、どんな絶望的な状況になろうとも、どんな残酷な局面に立たされようとも・・・」 
  
 キャップ「決してあきらめるな」 
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