過去ログ - 安価とコンマで1から物語を作る その7
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◆7m3grp2dM2
[saga]
2014/07/21(月) 22:33:08.82 ID:6otDfuXHo
頼まれた仕事はパシリであった
真「なんで…こんな…モノを…!」
音楽室にあるアンプを三味線部の部室まで降ろして来いというものだ
一体アンプなんて何に使うんだ?
今の三味線は電子三味線なんてものでもあるのか?
用途が分からないものを運ばされてイライラしながらも三味線部室まで運んだ
真「……ふぅ〜〜…やれやれ、報告しに―――」
博「おう、お疲れさん。優等生」
真「――ッ!!いたんですか、先生」
博「いや〜先生腰が悪くってな、どうしたもんかと思ってたんだよ」
真「それなら部員にやらせればいいじゃないですか」
博「先生が個人で使うからな。自分で運ぼうと思ってたんだよ。結局優等生に運んでもらったがな」
はっはっはと高らかに笑う
やっぱりこの男、どこかふざけている
真「では、失礼します」
博「お〜い、こっち向け」
部室から出ていこうとした去り際、何かを投げられる
真「これは…!」
投げられたのは紙パックの苺牛乳
博「お兄さんの奢りだ。ありがとな、優等生」
真「…ありがとうございます」
静かに扉を閉め、早足でその場を後にした
苺牛乳
学校の自販機で私のお気に入り
まさか知ってて……いや、偶々か。一番安い奴の一つだし
…そう思うと一気にありがたみが薄れるな
ジルジルと苺牛乳を吸いながら廊下を歩いた
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