過去ログ - 八幡「俺が総武高校に入る未来なんてなかった」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/19(土) 23:07:27.46 ID:qo26FCgbO


高校に行く緊張からか、予定より2時間ほど早く起きてしまった。早めの準備をするかとリビングへと向かう。


「八幡、あらためて高校進学おめでとう」

八幡「あ、ああ。母さん」

八幡母「平日じゃなければ入学式見に行けたんだけどねー」

八幡(両親は共働きなので、俺の入学式に来ることはできない。…まあ、その方が俺も気楽だわな。)

無駄に時間があるので小町の分も朝食を作り、朝食を食べる。
その後、読みかけの小説を少し読んで時計を見るとまだ予定より一時間は早い。


八幡「まぁ、ちょっと早いが初日だし行くか」



昨日までウジウジしてた俺だったわけだが、実は高校に行くことが楽しみだったりする。
未知の世界に、この場合は高校な訳だが、飛び込むのは誰でもワクワクするだろうし俺も例外ではない。
中学の同級生がいる?あーあー聞こえない
彼女だの友達だの、そういう上っ面の関係の空虚さは中学の時に嫌というほど思い知らされた訳であるが、ほんの少し、そういう関係を高校生活に求める心があることを俺は否定できない。


そういうわけで、俺は新調した鞄を持って家を出ることにした。


小町「お兄ちゃん!」

八幡「小町、もう起きてたのか」

小町「お兄ちゃん緊張してるだろうから、小町が応援しないとって思ってね」

八幡「まあサンキュ、朝食作ってあるから食っとけよ」

小町「ありがとー。お兄ちゃん頑張ってね!」

八幡「ありがとな。小町」


やっぱやべーわ。
今この瞬間に小町の笑顔を独占していることにニヤリとしちゃったよ。
まさにプライスレス。
血がつながっていなければ、即告白して砕け散るレベル。←


八幡「お礼に帰りにミスド行ってドーナツ買ってきてやるよ」

小町「やったー。お兄ちゃん大好き!」


小町の笑顔で最高にハイになった俺は自転車をこいで海浜総合高校へと向かうのであった。


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