29: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/22(火) 00:19:59.65 ID:eOOBDl4/o
〜☆
「佐倉さんっ! 巴さんっ!」
ぐったり倒れて動かない二人の身体を、交互に揺さぶり続ける。
それが現実だと思えない。
だけど私の頭の中では理性が、両方もう死んでしまった、と囁き続けている。
うるさいうるさい。
私はほとんど捨て鉢になって、二人の生存を確かめようとしていた。
だから佐倉さんが身動ぎしたときは、本当に驚かされた。
「うるせぇなぁ……。それに揺らすなよ……。頭に響くじゃんか…………」
「さ、佐倉さん……」
「ほむらは大丈夫か……? アイツ等ちゃんとくたばったか……?」
「は、はい……。二人のおかげで私は大丈夫でした。それに全部、片付きました」
「そっか……」
「はい」
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