過去ログ - 真姫「海未と毒薬」 -SS速報VIP

過去ログ - 真姫「海未と毒薬」

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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/21(月) 21:44:15.71 ID:KDxDLWXpO
× 海未「しょうがないでしょう…真姫教授に聞かれたらだったと答えるしかない…ガフキー番号も適当に言っとくしかないです…」

○ 海未「しょうがないでしょう…真姫教授に聞かれたらプラスだったと答えるしかない…ガフキー番号も適当に言っとくしかないです…」

23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/22(火) 00:19:47.26 ID:Lcoj3dP9O
やがて真姫教授の回診が始まった。

真姫教授は矢澤助手を引き連れて大部屋へと入っていった。

にこ「寝間着を脱いでください」

以下略

24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/22(火) 00:44:49.73 ID:Lcoj3dP9O
真姫「もう、いいわ」

暫く患者を見て周った後、くたびれたように真姫教授は矢澤助手の差し出した新しいカルテを右手で遮った。

真姫「急変した患者はいないんでしょう」

以下略

25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/22(火) 01:08:12.11 ID:Lcoj3dP9O
くたびれたように真姫教授が廊下に出た後、海未は壁にもたれて深いため息をついた。

海未(オペをやればあのおばさんは百のうち五十は死ぬに決まっている。
まして、この医学部でも二例しかない両肺整形を行えば九十五パーセントは殺してしまうだろう。だが、オペをしなくとも彼女は半年以内に衰弱死する)

以下略

26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/22(火) 01:16:01.99 ID:Lcoj3dP9O
本当にみんなが死んでいく世の中だった。
病院で息を引き取らぬものは、夜ごとの空襲で死んでいく。

病院の本館の屋上に上ると、日ごとにF市の町が小さくなっていくのがわかる。

以下略

27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/22(火) 01:27:29.49 ID:Lcoj3dP9O
医学部の西には海が見える。

屋上にでるたびに海未は、時には苦しいほど碧く光り、時には陰鬱に黒ずんだ海を眺める。
すると海未は戦争のことも、あの大部屋のことも少しは忘れられる気がする。
海の様々な色は、美しいうす青い髪を持った彼女と同化して、様々な空想を彼女に与えた。

以下略

28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/22(火) 01:33:35.65 ID:Lcoj3dP9O
学生時代から海未は詩を作るのが趣味のひとつであった。そのため、詩には深い親しみを持っていた。

海未には、海が碧く光っている日には不思議と心に浮かんでくる、希から教えてもらった詩があった。

羊の雲の過ぎるとき

以下略

29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/07/22(火) 01:35:45.36 ID:Lcoj3dP9O
今日はここまで
お付き合いくださりありがとうございます

30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/22(火) 03:19:15.90 ID:pxj8Vl3JO
乙ええな

31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/22(火) 10:39:19.50 ID:x3YBK7aeO
このスレからインテリジェンスの波動を感じる

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