過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」睦月「うむ。精進あるのみ」【安価】
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65: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/07/22(火) 00:10:55.48 ID:K0szRdHWo

ゆみ「明日のことだが――」

ゆみ「君の気負う気持ちも、麻雀にかける情熱も知ってる」

ゆみ「だけど、初めての公式戦でもあるんだ」

ゆみ「まずは楽しんでみろよ、個人戦をさ」

京太郎「楽しむ……」

ゆみ「どういう結果が出るにしろ、な」

京太郎「…………」

 そう、か

 ……そう、だよな

 まだまだこれは最初の一歩なんだ
 だとすれば、その一歩の大きさはなにも
 月に降り立つような大きなものじゃなくていいんだ

 肩に置かれた加治木先輩の手から
 じんわりと熱が伝わってきて
 俺は、その手を上から握りしめる

京太郎「……ありがとうございます」

京太郎「俺、一番大切なことを忘れそうになってました」

 まさしく、初心忘れるべからずということか

 何故麻雀を打っているのか?
 何故自分はここにいるのか?
 今の俺がすべきことは
 その答えを見失わず、目標に辿り着くこと……
 
 理由もなくただ勝利を追い求めるのでは虚しいだけ
 負けてもいいのである。麻雀始めてたかだか二ヶ月の初心者だ
 部長の言葉を借りるなら
 負けてもともと勝って儲けもの、だ
 胸を借りるくらいの方がいい

ゆみ「気にするな」

 俺の目をまっすぐに見つめ満足そうに言うと
 何かに気付いたのか、頬を掻いて加治木先輩は

ゆみ「その、なんだ」

京太郎「はい?」

ゆみ「手、そろそろ放してくれると、助かる」

京太郎「えっ、あ、す、すみません……」

 これは無意識のうちに……とんでもないことを
 慌てて放して、気まずさから視線を目の前のPC画面に据える

桃子「…………」ムスー

 横の方から不機嫌なオーラ伝わってくるのは
 どうしてなんですかね……


《Announce》
対局ボーナス・1位&2位
該当ステータスが上昇しました(特大)・(大)
放課後行動を終了します


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