過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」睦月「うむ。精進あるのみ」【安価】
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931: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/08/01(金) 22:03:53.57 ID:8C/nivfHo

衣「そう言えばまだ名前を聞いてなかったな」

 そう言って天江さんは
 心ここに在らずといった風な東横に声をかける

桃子「へっ?」

衣「短い時間とはいえ」

衣「こうして今日から一緒に卓を囲んでいるのだ」

衣「衣は、できたら、お前とも、その……」

衣「友達に、なれたら、いいなって……」

 恐る恐る、それでいて期待するような眼差しの天江さんに
 東横はどうしたらいいのだろうかと目を泳がせる

 東横にとって、こんな風に言われることは多くなかっただろう
 誰も自分自身を気付いてくれない。認知して貰えない世界の中で
 友達になってくれないか? そう、声をかけられることなんて
 たぶん……経験のないことなんじゃないだろうかと思う

 それでも――こうして、今、その時に直面しているんだ
 東横は、自ら前に進む決心を固めたのか、軽く俯き
 口を一文字に結ぶと、体ごと天江さんの方を向く

桃子「私は東横桃子っす。こちらこそ、よろしくっすよ」

 花が咲くようにして笑いかけた
 東横の返答に天江さんも満面の笑み
 心の底から嬉しそうに表情を象った

衣「ももこが消えるというのなら」

衣「衣がその影を、姿を、照らし出して見せよう――」

衣「海底の月明かりを用いて!」

 天江さんの狙いが東横に向く
 もう一度来るか。河底が……!

桃子「…………」

 しかし東横は、狙われていると分かっていても慌てない
 ただ、穏やかな表情のまま――

 一瞬、俺の視界からも消えた

京太郎「!?」

 ざざっ、と視界にノイズが走り
 次の瞬間には東横を認知できるようになっていたが……
 今のは、一体何だったんだろうか?

 その後はいつも通り、お決まりの一向聴地獄だ
 思うように手が進まない上に、裏目ることもしばしで
 聴牌まで持って行くこともできない
 しかも悪いことに、親は天江さんである

衣「……流局。聴牌だ」

京太郎「不聴です」

ゆみ「不聴だ」

桃子「聴牌っす」

 ゆみ  23000→21500
 京太郎 25200→23700
 衣   28600→30100
 桃子  23200→24700



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