1:ふもふも
2014/07/21(月) 04:37:27.68 ID:D8oQ5kWHO
アライズのつばさちゃんが可愛すぎて思わず書き始めたものです。
SSを書いた事がなかったので、SSというよりはライトノベル的な感じになっていますが、ご了承ください。
ちなみに作品の設定やキャラクターの人格などは作者の印象によるオリジナル要素が多分に含まれております。
キャラ崩壊の可能性もなきにしもあらずなので、嫌いな方はお気をつけ下さい。
ちなみにアライズ結成秘話的なノリですので、音乃木坂のメンバーは出て来ません。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:ふもふも
2014/07/21(月) 04:38:42.31 ID:D8oQ5kWHO
真新しい白の制服に身を包み、一人の少女は目を伏せて、静かにその時を待っていた。
やれるだけのことはやった。それは胸を張って宣言したっていい。そう思えるくらいに、彼女は自らの全てを出しきった。
番号と共に名を呼ばれていくのは合格の資格を得た者たちだ。
3:ふもふも
2014/07/21(月) 04:39:45.19 ID:D8oQ5kWHO
広々とした室内にどよめきが生まれ、向けられた好奇の視線を受け止めながらも、彼女――綺羅つばさは、微塵も動じたりはしなかった。
さも当然のように、湛えた笑みを崩す事もなく、毅然とした足取りで合格者が集まる壇上へと向かう。
「128番 統堂 英玲奈」
4:ふもふも
2014/07/21(月) 04:40:45.01 ID:D8oQ5kWHO
壇上へと並んだのは総勢十名の合格者。そのほとんどが三年生であり現役のスクールアイドルだ。
このオーディションは新入生の実力を計り、現役スクールアイドルの実力を身をもって知ってもらうために行われる、言わば腕試しのようなものだ。
だが、今年は少し様子が違っていた。
5:ふもふも
2014/07/21(月) 04:41:37.13 ID:D8oQ5kWHO
『おめでとう』
様々な思いが詰まった言葉を受けて、合格者はそれぞれに決意する。
つばさもまた、合格者として現役スクールアイドルと肩を並べて立っている事に感慨を覚えながら、改めてここがスタート地点なのだと思い直す。
6:ふもふも
2014/07/21(月) 04:42:38.98 ID:D8oQ5kWHO
自らを知り、自らの長所を武器として高みを目指す。それぞれがスタンドアローンたるアイドルであり、何よりも自分の実力がものを言う。
それがUTX学院のスタイルだ。
つばさが選ばれたのはまだあくまで候補生に過ぎなかった。ここからは、限られたイスを巡った、この十名との戦いが始まるのだ。
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