38:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/24(木) 18:29:48.65 ID:6aXMvVpJO
「違う?」
「ダメなんです私。練習では出来るのに、本番になると、途端に声が出なくなって……」
うつ向いてあんじゅは、桜色の瞳いっぱいに滴を蓄えた。
39:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/24(木) 18:30:54.16 ID:6aXMvVpJO
「我が儘ですね」
「駄目かしら?」
腕をほどいて、つばさはあんじゅの涙を拭って笑う。
40:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/24(木) 18:31:50.48 ID:6aXMvVpJO
「私はこのあとまだやることがあるから、後で連絡ちょうだいね」
失念しそうになっていたが、つばさはいま新入生向けの紹介ディスクの内容を考えていたのだ。それに午後からは、つばさが担当するダンスパートのレッスンもある。
思わぬ出会いに浮かれていたが、やるべき事はやらねばならない。
41:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/24(木) 18:32:41.09 ID:6aXMvVpJO
今日はここまでです、また明日!
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 20:20:54.31 ID:hFIqEzssO
あんじゅはかわいいなあ!
43:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/26(土) 07:14:45.70 ID:J/gRpk10O
†
入学して5か月。長いようで短い時間はあっという間に過ぎていた。
「これが製品になる最終的な状態のものだ」
44:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/26(土) 07:15:23.70 ID:J/gRpk10O
友人たちにディスクを受け取ったとメールで伝えると、二つ返事で全員から「見よう!」と言われた。
どこで見るかと瞬巡して、ふと、あんじゅを他の友人たちにまだ紹介していなかったことを思い出し、それならばとつばさは視聴覚室に全員を集めることにした。
いつかはと思っていたが、これは良い機会だとつばさは思った。
出会ってからというもの、つばさはあんじゅとの交流を深めていた。
45:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/26(土) 07:16:17.18 ID:J/gRpk10O
「あんじゅってどこかのお嬢様?」
「どうしてです?」
お茶の最中、つばさは感じていた疑問をぶつけてみた。いろいろな会話をしたが、プライベートな質問はなんとなく避けてきた。
46:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/26(土) 07:17:56.82 ID:J/gRpk10O
とりあえず昨日の分を更新しておきます。
ちょっと忙しくて時間がなかなかとれないので、スピードが落ちるかもしれませんが、少しずつ進めていきたいと思います。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/26(土) 11:14:20.85 ID:+SYJHN/ro
乙ー
エタりさえしなければマイペースで良いかと
48:ふもふも ◆Bn1tZJHOB6[saga]
2014/07/27(日) 23:04:59.65 ID:daxpT3HPO
「てっきりもうお気づきだと思っていました」
「どういうこと?」
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