過去ログ - 上条当麻「――此れは一つの喜劇だよ」
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[saga]
2014/07/21(月) 21:16:53.01 ID:Y4goy4KAO
雨が降る
学園都市の雨は意外と綺麗だ
イギリス産業革命の時代ような黒い雨じゃない
科学の最先端を行く町ながら、矛盾してると思う
土御門「流石だな、かみやん――もう第六位を殺したのか」
アロハシャツを着たグラサンの男――土御門元春が話しかける
上条当麻「ああ、お前とアウレオルスのお陰だ」
土御門「いや、寧ろお前が化け物だよ――上条当麻」
いつもとは違う口調。もう聞き慣れた。
土御門「アウレオルスがこじ開けた『神浄』の力を使いこなしてんだ。たいした精神力だよ」
上条当麻「そうでもないさ、土御門。此れは元々俺の中にあった力だ――だから使いこなせるのは道理さ」
土御門「なるほどな、魚が泳ぐのと同じと言いたいのか」
上条当麻「そういうこと」
土御門「ふうん――まぁ、とりあえず一人目撃破記念として旨い店にでも行くか?アレイスターから金はぶんどった」
上条当麻「ああ、肉汁たっぷりのステーキが食べたいな」
土御門「了解だにゃー」
こうして俺たちは雨のなか、死体を後にして立ち去った
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