過去ログ - 絵里「やっぱり、私って面倒な子ね」
↓ 1- 覧 板 20
21: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 20:56:22.39 ID:zmctiL0n0
「知ってる? ここの公園、誰も通らないのよ」
「……」
22: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:02:12.07 ID:zmctiL0n0
「希に気持ちを伝えてから、私は変わったと思う?」
「うん、変わったと思うわ」
「残念、私は何も変わってないわ。悩みがなくなっただけ」
23: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:07:32.11 ID:zmctiL0n0
「私はね、相手が幸せならそれでいいの。私を選んでくれなくてもね」
真姫は驚くべきことを口にした。
24: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:12:11.11 ID:zmctiL0n0
「なんて言ってる私も、結局は自分の私利私欲のために希を捕まえたわ」
落ち着いた声音で続ける真姫。
25: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:16:45.01 ID:zmctiL0n0
★ ★
今日、私は海未の気持ちに応えるためにある行動を起こそうと思う。
それは綺麗なままでいたい私から脱却するため。
26: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:20:03.41 ID:zmctiL0n0
「ねぇ海未、私と――――――――
好きな人がいる、なんてまどろっこしいことは言わない。
27: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:28:08.29 ID:zmctiL0n0
「では放課後、部室の前で待っていますね」
「う、うん」
28: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:28:45.23 ID:zmctiL0n0
じゃない。
何弱気になってるのよ。
チャンスじゃない。
29: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:35:16.20 ID:zmctiL0n0
「えりち、本当に自分のことになると弱いなぁ」
「そうね。希の言う通りだわ」
「……いつから見てたの」
30: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/22(火) 21:43:05.99 ID:zmctiL0n0
「で、何か約束したみたいやけど……」
「ああ、それね……そう」
103Res/57.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。