過去ログ - 絵里「やっぱり、私って面倒な子ね」
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83: ◆eyH5F3DPSk
2014/07/27(日) 11:10:10.01 ID:WKcCNGo30
私はそれがわかっていたのかもしれない。
「待って」
「っ!」
海未が走り出す前に、私は止めた。
だってその行動は――――――――私がしたことと同じだったから。
「離してください……私はあなたを傷つけました」
海未の口から出る言葉の数々に、私は戸惑った。
だってそれは、私が思っていたことだから。
「私はあなたの前にいない方がいいんです、だから――――――――」
私は上手な愛の伝え方がわからない。
海未を止める方法も思いつかない。
だけど、好きだと言葉を伝えることと、海未を止めることを同時にできる方法があるのは知っていた。
「好きよ、海未」
「え……んっ」
私はその口を、自分の口で塞いでやった。
やっぱりキスって偉大だわ。
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