過去ログ - 上条・士道「「とある緋弾のソードアート・ライブ」」キリト・キンジ「「その1」」
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◆3LA52.EM5g
[saga]
2014/07/22(火) 23:15:46.15 ID:ElmCK9c70
上条「は………」
上条当麻は我ながら素っ頓狂な声を出したものだと思いながら、その声を出さずにいられなかった。
確かに上条はほんの一瞬、瞬き一つする前は自分の部屋で洗い物をしていた。
インデックスとオティヌス、三毛猫(オティヌスを見ながら目を爛々としていたが)は仲良くテレビを見ていた。
それは間違えなかった。
変えようのない事実だった。
だが今、上条の目にはインデックスも三毛猫も自分の部屋を見えなかった。
暗闇。その場所をそう呼ぶのは相応しくないかもしれない。いや、そもそもここは『場所』ですらない。あえて言うなら、本当に何も見えない世界。
この言葉が一番似合うような空間に上条はいた。
そして、上条はこの空間を知っている。
上条「……暗黒の位相…ッ」
──全てが滅んだ後、訪れる暗黒の世界。
上条の全身からどっと、嫌な汗が噴き出す。
オティヌス「間違いないな」
と、頭の上から声が聞こえてきた。
そこにはわずか15センチほどの少女がちょこんと仁王立ちしている。
上条「オティヌス……」
オティヌス「無事か?上条」
上条「オティヌス!!ここって──」
オティヌス「ああ、間違いなく〈暗黒の位相〉。私が世界を滅ぼした後にできた位相だ」
信じたく無かった。
できれば嘘であって欲しかった。
しかし足元の少女はこんな時に嘘をつくような性格ではないことを上条は知っていたし、
何より、
その顔は苦痛に歪んでいた。
上条「……ッ。どういうことだ!?まさかまた誰かが『主神の槍』(グングニル)を──」
オティヌス「それは無いだろう…もし完全な『主神の槍』を使えば魔神としての殆どの力を失った私が無事でいられるはずが無い。もし人間用にカスタムした物を使おうとしてもそれには魔道書図書館が必要だ。彼女にそんな素振りは一切無かったしな」
上条「じゃあ誰が一体こんなことを!!」
「──〈ソラリス〉さ」
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