過去ログ - 上条・士道「「とある緋弾のソードアート・ライブ」」キリト・キンジ「「その1」」
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◆3LA52.EM5g
[saga]
2015/07/16(木) 23:07:07.14 ID:2uwUKP8Z0
娘々「精霊ごときにしては良く知っているもんだねー」
煽りには、乗らない。このくらいで怒るほど幼稚でもなければ、阿呆でもないのだ。また、言い返しすぎるのは逆効果となることも分かっている。
僧正「ま、それくらい知っていたら十分かもしれんがのう……。まず、結論から言ってやろう。
奴とファントムの間には繋がりはない。これについては真実だと言っておこう。信じるかはどうかはお主次第だがな」
僧正が告げた言葉に、狂三は何の反応も示さなかった。
……これは、予想通り。
嘘、という可能性もあるが、僧正には嘘をつくメリットがあるとは思えない。相手は駆け引きなぞ必要としなく、無限の時間を生きることができる魔神だ。もしかしたら嘘をついて楽しんでいるということもありえるのかもしれないが、それについては狂三は深く考えないことにした。
このことについてはあくまで「可能性があるかもしれない」というレベルのことだったのだ。否、狂三自身は無いとほぼ確信に近いものがあった。
それでも、確認しなければならなかったのだ。その可能性が極小さなものだったとしても。
僧正「──さほど反応がないことを見ると、この答えは事前に察していたらしいのう。
となれば、お主の本題はソラリスの方か」
そして、僧正も狂三の反応から本題を導き出したようだ。
ファントムのことも狂三にとって十分に重要なことである。最重要事項の一つと言っても違いないだろう。しかし、今はソラリスについてのことが、それを上回る。
何せ、ソラリスは自分のような精霊や彼らのような魔神を排除しようとしているのだから。
狂三が魔神たちがソラリスについて正直に答えるという確信を持っていることもここにある。
いくら彼らとはいえ、己を排除しようとするものに対しては動かざるを得ない。しかもそれが、自分らを上回る力を持つならば尚更だ。
僧正「すでに察しているようだが、奴は私等の世界の者でも、お主の世界の者でも、ましてや他の3つの世界の者でもない。それ以外の世界の生まれだ。
別世界──星はるかに凌駕する数の世界。奴はそのうちの一つの住人だったと考えられる」
狂三「……ソラリスの目的は?」
そんなことを聞きに来たのではない。という言葉を飲み込んで、狂三は本題を催促した。おそらく相手もそれを分かって焦らしているのであろう。どこまでも性格が悪いものだ。
僧正「奴の目的か……。それなら簡単なことじゃのう。
あらゆる戦い、悲劇の種たる異能を消し、その上で幸せな世界を作る。奴の目的は、そんな戯言じゃ」
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