過去ログ - 【艦これ】 鈴谷「……え、この子たち皆が?」 提督「秘書艦、なんだ……」
1- 20
13: ◆FS4Zx/W3oaqe[saga]
2014/07/24(木) 00:29:14.22 ID:AMv4C8hw0
 回想、おしまい。
 今、あたしは食堂の前にいる。
 閉め切られており、『準備中』と書かれた札がかけられている。


(……何してんだろ?)


 扉の向こうで何をされているのかは、分からないままだ。
 まだ時間あるか。
 でもって、再び回想――







 到着した部屋で、連装砲やらゼロ偵やら弄くり回していると、コンコンとノックの音がした。
「どーぞー」と応えると、ガチャリとドアが開けられた。


「……あれま」
「ど、どうもです」


 ペコリと頭を下げる、茶髪の子。
 ええと、この子はさっきの……


「さっき、提督に抱きついて喚いてた――」
「そ、それは雷ちゃんなのです!」


 あたしがそう言うと、顔を真っ赤にして首をブンブンと振ってみせる。


「あはは、ジョーダンだって、ジョーダン」


 あたしはケラケラと笑いながら、連装砲とゼロ偵をガチャリと置いた。
 しかしまぁ、イジメたくなるオーラムンムンだね。


「うぅ……酷いです」
「ごめんごめん。ほら、なんというか、可愛くてつい」
「そ、それはどういう――!」


 そう言ったら今度は、アワアワ言いながら手と首を同時に振る。
 うん、オーラ再確認。


「ええと何だろ……なんて呼べば」
「――い、電です」
「プラズマ?」
「ち、違うのです!」


 難聴キャラを演じたら、またブンブンと首を振る。
 うん、ここらでおしまい。このままじゃ、あの子の眼が回ってしまう。


「どーかした? わざわざ、あたしの部屋まで来て」
「……で、伝令に」


 ふむ。何かの連絡らしい。


「本日18時、食堂に来るように……とのことなのです」


 何か巻物みたいなのを読み上げながら、舌足らずな口調で伝えてくれた。
 ほほう。艦隊配属初日から、呼び出しとは……。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
144Res/142.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice