19: ◆r5Gu8xXVI.[saga]
2014/07/27(日) 22:13:04.24 ID:bqYJKcgr0
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「ほら海未ちゃ〜ん、早くーっ!」
「早く練習したい気持ちは分かりますが…廊下を走ってはダメですよ」
「分かってるよー、これは早歩きだよっ!」
「あぁ、そうですか…」
部室が近づくにつれて、気持ちが高揚するのが分かる
練習中はことりちゃんとストレッチやって、一緒に振り付けの確認をやって、歌のトレーニングをやって…
とにかく、ずっとペアで練習できるから嬉しいんだよね〜
『ねぇ〜、ちょっとだけだから〜』
『え〜、別に触らなくてもいいじゃない』
「おや、部室が賑やかですね」
ホントだ…まぁこの時間だもんね、みんな揃ってるかな〜
『いいでしょー、サイズ測らせてよ〜』
『ならメジャー使えばイイでしょ』
「な、何やら如何わしい会話ですね…」
「う、うん…」
あれ…部室から聞こえてくる声は、2人だけ…
ことりちゃんは先に行ってるはずだから…あと一人は
『もう、触っちゃおっ!わしわししちゃうっ!』
『ちょ、ちょっと!希みたいなこと言わないのっ!』
多分…絵里ちゃんだ!
会話の感じからすると…何だろう、見たくない気がする…
「穂乃果…ドアの前に立ってどうしたのですか?」
「えっ、あっ…うん、ボーっとしてたよ!開けるね」
そうだよね…ドアを開けなきゃ、先に進めない
そして私は、意を決してドアノブを回した
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