過去ログ - 総合P「色々と終わる気配がない」
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97: ◆7SHIicilOU[saga]
2014/07/25(金) 21:19:02.76 ID:tclLivQlo
【怪談】
百合子「怪談ですか?」
小梅「う、うん……百合子さんなら……い、色々知ってるかなって……」
愛「夏らしく怪談話をしましょう!」
百合子「いくつかそういう本は読んだ事ありますけど……って貴音さん?」
貴音「な、なんでしょうか?」
小梅「な、なんか顔色……悪いです、ぞ、ゾンビみたい……」
愛「ゾンビは言い過ぎですけど、なんだか青いですよ?」
貴音「そ、そのようなことは……」
百合子「……昔、農村があったんです」
貴音「っ!? な、なにを突然」
百合子「二つの山に挟まれた小さな村が、そこに……そうですね、
仮に与作としましょうか。与作という青年がいました。
彼は小さな家に彼と妹と母とで暮らしていました」
小梅「そ、それで……?」
貴音「いえ、だからどうして突然話を!」
百合子「ある日、彼は自宅の庭に小さな箱が置いてあるのを見つけたそうです。
これくらいの……、小さな箱です。ぼろぼろに朽ちた見覚えのない木の箱、
与作は箱の中身を確認しようとしましたが、どうしてかぼろぼろなのに
どれだけ力をこめても開きません」
愛「それは、……不思議ですね」
百合子「えぇ。与作もそう思いました、不思議な箱だな。
これはなんだろうか? と。母と妹に聞いても知らないと首を振りますし、
近所に聞いてまわっても正体はわかりませんでした。
しかし自分の家の庭に置いてあったのだからとりあえず、と家にその箱を保管することにしました」
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