11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 13:47:17.66 ID:gFeE8/Pmo
まおう「おいゆうしゃ」
ゆうしゃの こうげき!
まおうは 1のダメージをうけた!
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 13:48:57.35 ID:gFeE8/Pmo
まおう「だがそれでいいのか?」
まおう「お前は強いが、同時に弱い」
まおう「人間というのは猜疑心の強い生き物と聞く」
まおう「私を倒したという話を、一体どれだけの人間に信用してもらえるだろうか」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 13:50:53.21 ID:gFeE8/Pmo
〜2週間後〜
ゆうしゃの こうげき!
まおうは 1のダメージをうけた!
まおう「なあゆうしゃよ」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 13:53:37.55 ID:gFeE8/Pmo
まおう「いつの日か、私を打ち倒すほど強いゆうしゃが現れるのを心待ちにしていた」
まおう「お互いの死力の限りを尽くして戦えるような、そんなゆうしゃ」
まおう「まさか貴様のようなものであったことはいささか不満ではあるが」
まおう「敗北というものは、得てしてそういうものかもしれないな」
まおう「しかしゆうしゃよ」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 13:55:25.32 ID:gFeE8/Pmo
ゆうしゃ「……」
まおう「……」
まおう「……一つ、昔話をしよう」
まおう「私が生まれたのは、魔界の果てにある小さな村だった」
まおう「静かで平穏で、皆が皆幸せそうな笑顔に包まれていた」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 13:57:45.23 ID:gFeE8/Pmo
弟『おねえちゃん、どこにいくの……?』
まおう『ある噂を耳にしてな、ここから南東に向かったところにある魔翌霊峰に、万病に効く植物が生えているらしい』
まおう『それさえあれば、きっとお前の病気も治る』
弟『いやだよ。そんなところへいったら、おねえちゃんがあぶないよ』
まおう『はは、何を言う。お前には秘密にしていたが、お姉ちゃんはこの村のどんな男たちより強いんだ』
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 13:59:57.04 ID:gFeE8/Pmo
弟『……ほんとに?ぜったい、ぜったいかえってきてくれる?』
まおう『ああ、本当だ。私が、一度だって約束を破ったことがあるか?』
弟『ない』
まおう『だろう?しばらく寂しい思いをさせるが、ほんの少しの辛抱だ』
まおう『そうだ、お前のために花を摘んできたんだ』ゴソゴソ
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 14:02:11.69 ID:gFeE8/Pmo
〜魔翌霊峰〜
まおう『ここか。しかし……山というより、巨大な柱だな』
まおう『万能薬は山頂にしか自生しないんだっけか、もはや嫌がらせだなこれは』
まおう『言っても仕方ないか、そら、よっと』
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 14:04:22.74 ID:gFeE8/Pmo
訂正
〜魔翌霊峰〜
まおう『ここか。しかし……山というより、巨大な柱だな』
まおう『万能薬は山頂にしか自生しないんだっけか、もはや嫌がらせだなこれは』
まおう『言っても仕方ないか、そら、よっと』
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 14:05:37.30 ID:gFeE8/Pmo
あれ、訂正できてない…
まあいいや、先に進めます
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/24(木) 14:06:38.37 ID:gFeE8/Pmo
ガラガラッ
まおう(あぶなかった、霧が深くて足場が見えていなかった)
まおう(もう三日三晩登り続けているが、さすがに私も体力の限界だ……)
まおう『……む?少し霧が晴れてきた……ぞ!おっと……』
パァァ
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