過去ログ - 【艦これ】 提督「瑞鳳に媚薬を飲ませてみた」
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11: ◆ZOMUybyhxg[sage saga]
2014/07/24(木) 21:29:04.38 ID:27knkYjCo

 こつこつと音を立てながらゆっくりと部屋に入る瑞鳳。明らかに具合がおかしい――。

 おかしいと感じるのは提督だけだろうか。いや、恐らく誰の目にも明らかだった。
 
 弱々しくも荒い息遣い。紅潮した頬。その澄み切った瞳には、うっすらと涙を浮かべている。
 肩を大きく揺らしながら息を吸い、怠そうに、何かを発散させようとするかのよう、じんわりと息を吐く。
 心なしか崩れた上着からは、白い肌が顔をのぞかせていた。
 その上半身に滲んだ汗が、その姿をさらに艶めかしく演出している。
 
 媚薬を盛ったという事実を知る提督だけが、それを理解できるのだろうか。誰が見ても、彼女が何かを求めていることは一目瞭然なのだろうか。
 
 その様子に提督は息を呑む。姿を見ただけで脳が揺さぶられる。
 この妖美な姿に、見惚れない男はいないだろう。提督も例外ではない。
 如何わしさを振りまく彼女を、誰にも見せたくないとまで瞬時に思わせた。
 
 時間にすればほんの数秒、数十秒の出来事だが、それ以上に時間が過ぎているのかと、脳が錯覚させていた。
 瑞鳳を見つめながら固まる提督に、瑞鳳が困ったような表情で呼びかける。
 
瑞鳳「あの、提督……用事……って、なんですか……?」
 
提督「う……その、なんだ……報告書を作るのを手伝ってもらおうと、思って……だな……」
 
 提督が瑞鳳に目を這わせる。その状況を作ったのが提督だったとしても、それを聞かざるを得なかった。
 
提督「それより……調子が悪そうだが……大丈夫か……?」
 
瑞鳳「その、なんだか……体がすごい暑くて……頭がふらふらするの……」

 そう言いながら瑞鳳は潤んだ瞳で提督を見つめる。その吸い込まれそうな視線に、提督は頭がクラクラする。
 今の提督の視界には、瑞鳳しか映っていなかった。
 


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