19: ◆YkC6iYZjHk[saga]
2014/07/25(金) 22:56:47.63 ID:j0Ytlh6Y0
食堂内は多くの艦娘でごった返している。メニューの描かれている紙には大きくカレーと書かれておりそれ以外の選択肢が無いことを表していた。
丁度良く空いていた席の正面には1人の艦娘が座っている。
武蔵「相席いいかな」
武蔵がそう尋ねると肩までかかる緑色の髪を持ち、服装はいかにも学校の制服を思わせる服を着ている艦娘は快活に答えた。
??「お。武蔵じゃん。ちーっす!相席ならいいよ!」
口調もいかにもいまどきの女子高校生といった感じで彼女は答えた。そして彼女は大和を品定めするように見ると挨拶をした。
鈴谷「ほぅほぅ・・・彼女が噂の大和さんだね。最上型重巡鈴谷だよ!よろしくね!」
大和「此方こそよろしくお願いします」
鈴谷「や〜っぱどー見ても姉妹艦には思えないよねー。パッと見あの人には負けるけど大和撫子って感じだし」
遠慮のない素直な高評価に大和は照れくさくなった。
武蔵「ほう。では私はどう見えていたんだ?」
鈴谷「だって武蔵の初登場のセリフが・・・「フッ・・・随分と待たせたようだな」だよぉ?アクの強いのが来ちゃったなぁって思ったくらいだし」
武蔵「ほぉう・・・」
武蔵のこめかみに血管が走る
鈴谷「でもこれで提督がひっくり返るのも当分は無くなったんだよねー。娯楽の1つが無くなるのが悔しいって考えるか、執務が上手く回るって喜ぶべきかビミョーなところだねぇ」
武蔵「これであの2人のデスマーチも一旦終わりを迎えたんだ。私は喜ぶがな」
大和「あ・・・あの・・・提督がひっくり返る?どういうことなのでしょうか・・・」
艦隊の指揮を預かる将官がひっくり返るという状況を大和はイメージできなかった。
武蔵「大和型そしてビスマルクの艤装建造の為にかかる資材が半端じゃないのだ。しかもそれだけつぎ込んでも建造確立は1ケタ%というから驚きだ」
大和「実際にはどれくらいの資材を・・・」
鈴谷「提督が回したのは 4000/6000/6000/2000だよー」
大和「っ!?」
大和は思わず吹き出しそうになった。資材の言う順は燃料/弾薬/鋼材/ボーキの順で軍紀で統一されている。しかし彼女が聞いていたのは「建造に使う資材の最大値はそれぞれ999が上限である」というものであった。
また資材1単位(数値上の1)は現実の重さで10グラムつまりは艤装1つ建造するのに燃料40リットル、弾薬60キロ、鋼材60キロ、ボーキ20キロという莫大な資材を消費されたことを意味していた。
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