過去ログ - 【ラブライブ】雨のちビー玉時々しゃぼん玉 ーエピローグー
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:04:46.68 ID:TqFmN44yo

「…だから…、辞めなきゃって思った」



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:05:23.89 ID:TqFmN44yo

「このまま本気の矢澤さんと一緒にいて、
中途半端で適当な気持ちの、飯事気分の私達が一緒にいたらこの人が輝けないと思った。
同じ舞台に立っちゃいけないと思った。
この人の輝きがくすんでしまう、そんな気がしたの」
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:06:42.73 ID:TqFmN44yo

「…って、なんてのは建前の綺麗事で…。
きっと、嫉妬しちゃってたんだと思う。
何事にも本気になれない、これといって大切なものなんてのもパッと思い付かない。
皆から竹を割ったような性格だとか、クールだとか言われてるけど、要するに執着がない、諦めが早い、拘りのひとつも持てないだけなんだよね。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:07:53.92 ID:TqFmN44yo

「そんな私の前にみたいに現れた矢澤さん。
今までこんな人に出会えたことなんてなかった。太陽みたいに眩しくって、熱い人だと思った。
この人の近くなら、こんな私も少しは変われるかと思った」



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:08:33.14 ID:TqFmN44yo

「…こんな私って自分でも分かってた筈なのに。
その時きっと、目の前の輝きに目が眩んで、自分が光ってるって錯覚しちゃったんでしょうね。
太陽に近付きすぎればどうなるかなんて、小学生でも知ってるのにね」

以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:10:34.41 ID:TqFmN44yo

「端から見聞きすりゃあ、まだ高校生なりたての糞ガキがなにぶってんだ、なんて嘲笑されるかもしんないけど、多分この先も、私はこのままな気がする」

「…あのっ」



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:11:23.80 ID:TqFmN44yo

「だからさっ、こんなこと考える前のちっさい頃からの付き合いの――には感謝してんだよ?
今でも一緒にこうやって腹割って話せんの――位だしね」

「ごめんね…さっきは…。
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:12:14.50 ID:TqFmN44yo

「終わったことは気にしないの。
それに、人生ってのには嫌われ役や引き立て役が必要なのよ。
じゃないと、正義の味方や凄い人が格好つかなくなっちゃうでしょ?」



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:13:35.13 ID:TqFmN44yo

「誰しも自分が舞台の主人公って思い込みたい。
だけど主演を担えるのは世界中の人の中でもほんの、ほんの一握り。
残りの9割9分の人間は自分に嘘ついてでも、
脇役人生終わらせなきゃなんないのさ。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:14:18.58 ID:TqFmN44yo

「…さっ、また天気悪くなりそうだし、
走って帰るか、駅まで競争な?
勿論、負けたら明日はジュース奢りっ」

以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/25(金) 10:20:42.84 ID:TqFmN44yo

ほんの少しだけ遅れた分を取り戻すように走り出す

噛み締める奥歯位じゃあ隠しきれない感情は

以下略



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