過去ログ - ハルヒ「謎のおっさんに違いないわ!」
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2014/07/29(火) 22:39:48.71 ID:U/EQebCp0
部室のドアを開けるとそこは薔薇の園だった。
キョンは息も絶え絶え、茫然自失としながら、
「か……返して…俺の貞操」
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2014/07/29(火) 22:42:08.15 ID:U/EQebCp0
ドアをそっと少しだけ開けて中を覗く。
つまらなそうにおっさんが座ってる。
キョンはその向いで恐縮したように体を小さくして座ってた。
以下略
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2014/07/29(火) 22:43:27.83 ID:U/EQebCp0
が、それも無駄だったようで、おっさんはドアを開けた。
「今日は終わりだな」
おっさんは全てを知っているかのようにさっさっと立ち去った。
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2014/07/29(火) 22:44:56.49 ID:U/EQebCp0
部室に入ると、キョンは迷子が母親を見つけたような顔であたしたちを出迎えた。
「なんで俺をおっさんと二人っきりにしたんだ?」
目をウルウルさせながら言ってきた。
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2014/07/29(火) 22:45:07.09 ID:AkECqNZpO
心臓じゃねーのかよ
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2014/07/29(火) 22:48:35.04 ID:U/EQebCp0
「それでどう?少しは進展した?」
あたしの質問に対してキョンは、
「ふざけるな!俺がどれだけ怖かったと思ってるんだ!お前はあのおっさんを野生のゴリラか何かと思ってるようだが、そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ!もっと恐ろしいものだぞ!」
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2014/07/29(火) 23:34:23.46 ID:U/EQebCp0
翌日、ゲッソリしたキョンが、
「なぁ?俺もお前の部活に入らないとダメなのか?」
九組の転校生を知っていれば、元々こいつを誘わなかったんだけど、誘った以上は仕方がないわね。
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2014/07/29(火) 23:35:56.60 ID:U/EQebCp0
昼休み、噂の転校生を見に九組に行く。
教室に人だかりがあった。笑顔を絶やさない見慣れぬ男がその中心だった。
あれが転校生に違いない。あたしはそいつの所に行く。
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2014/07/29(火) 23:36:33.82 ID:U/EQebCp0
放課後、九組に行く。
古泉くんがあたしを見つけると笑顔で声をかけてきた。
「ああ。あなたはお昼休みの」
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2014/07/29(火) 23:37:07.11 ID:U/EQebCp0
部室に到着。
「へい、お待ち!」
と、ドアを開ける
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2014/07/29(火) 23:37:49.47 ID:U/EQebCp0
次の朝、おっさんは例の詰襟ではなく、道着みたいのを着て登校した。
道着は濃紺で白い縁取りがされた半袖みたいな感じ。
下は足の裾は布みたいなので頑丈に巻いてた。忍者みたいと思った。
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