過去ログ - 京太郎「黄金に輝く時代を、もう一度」
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1:d9dyd7wr[sage]
2014/07/26(土) 03:25:35.44 ID:s0cUnO5n0
地区大会の1回戦で負けて、

2回戦は俺に勝った奴が負けて、

3回戦は俺に勝った奴に勝った奴が負けて、

そんなことを何度も繰り返して、そして。

男子と女子、それぞれ個人戦1位と2位の交流試合。

男子は女子に、手も足も出なかった。

いや、それだけなら良かったかもしれない。

そこまでなら女子の方が強かっただけの話で、それで終わっただろう。

でも聞いてしまった。

どうしてだか、その言葉がいやにハッキリ聞こえてしまったのだ。


「やっぱ、麻雀で男子が女子に勝てる訳ないよな」


選手と何も関係の無い観客の言葉だったけど、

俺はどうしようもなく悔しかった。

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2:d9dyd7wr[sage]
2014/07/26(土) 03:27:26.79 ID:s0cUnO5n0
京一郎「成程な」

俺の親父、須賀京一郎は俺の相談を受けてなお、食事の手を止めなかった。

親父と俺、男二人の色気無い夕食である。
以下略



3:d9dyd7wr[sage]
2014/07/26(土) 03:28:42.24 ID:s0cUnO5n0
京一郎「それで?」

親父はサラダを箸で一つまみして聞いてくる。

目線がどこを向いてようと、親父はちゃんと人の話を聞いているのだ。
以下略



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