過去ログ - 妖精「あんな鎮守府、こんな鎮守府」
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23: ◆uFoFHa94Qc[saga]
2014/07/27(日) 00:14:10.10 ID:S7hHhaGbo



鎮守府に配属された私は、わからないことだらけだ。

何をすればいいのか、指示を仰ぐため執務室へ行こうとしたときに

丁度、執務室の扉の前で銀髪の綺麗なお姉さんに出会った。


浜風「あ……こんにちは」

翔鶴「こんにちは。提督なら、もういないわよ?」

浜風「え?」

翔鶴「新しい提督が明日、お見えになるそうよ」

翔鶴「それまで、自室で待機とのことだって」

浜風「そうなのですか?」

翔鶴「そうよ。それじゃあ、また」


すれ違い様に、彼女から線香の匂いを感じたのは気のせいだろうか。

そのまま彼女はどこかへと行ってしまった。自室待機なのだから、自室だろう。

それにしても、突然そんなことを言われても。とりあえず、執務室に入ってみよう。

ノックを二回。返事はないけれど。


浜風「失礼致します」カチャリ…


そーっと扉を開けると、ふわりと風に靡く深緑のカーテンがまず目に入った。

風通しがよく、日当たりのいい部屋だ。吹き抜ける風が気持ちいい。

翔鶴さんの言うとおり執務室には、誰もいなかった。

ただ、執務机と秘書の机には花瓶が置いてあった。

純白の花弁を輝かせた、綺麗な菊が生けてある。

なんだろうと思ったが、些細なことだろうと気にも留めずに執務室を後にした。


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