過去ログ - 妖精「あんな鎮守府、こんな鎮守府」
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352: ◆lo1VoqV42o[saga]
2014/09/08(月) 00:51:04.40 ID:T7nbh2Z8o

妖精「そう、約束をしたのに貴方はそれを裏切った」

提督「ちがう……」

妖精「違わないよ」

妖精「彼女は貴方を心底信頼していたはずなのに、思わせぶりな態度だけをとって生殺し」

提督「ちがう! そんなつもりじゃ……」

妖精「つもりじゃないの。事実として今があるの、わからない?」

妖精「あの子がここを出て行くときになんて行ってたと思う?」

妖精「『提督の幸せが私の幸せです』って言ってたのよ。信じられる?」

提督「ぁ、あ……」

妖精「異動先の提督に一目惚れされて、でもあの子はその提督を好きになれなくて」

妖精「どういうつもりかわからないけど、あの子はそれでもその提督と一緒になったのよ?」

妖精「しかも数ヶ月ぽっちで。スピード婚ってやつ? デキ婚かもよ?」

提督「もう……よしてくれ……」

妖精「一刻も早く貴方のことを忘れたかったのかしら?」

妖精「それとも、あの妖精さんの言うとおり捨てられないためかしらね?」

妖精「何を考えてそうしたのかなんて、誰にもわからないけど」

妖精「あれだけ懐いていた彼女がどれだけ苦悩してそれを選んだか、その気持ちがわかるかな? ん?」

提督「…………」

妖精「会ってすぐの男に股開いて、ひいひい喘いで。ね、わかる?」

妖精「貴方も榛名に求められて、内心嬉しかったんじゃないの? 嫌な訳はないよね?」

妖精「カッコカリとはいえケッコンしたり、盆には一緒に帰省したりするくらいだもの」

妖精「その彼女が、貴方も大好きだったはずの榛名が、毎晩毎晩貴方の同期のナニで啼かされてるの」

妖精「それでそのうち、一緒にいることが普通になって、前の鎮守府のことも、貴方のことも忘却の彼方になる」

妖精「じきに子供が出来て、榛名は旦那とその子供と楽しく暮らして、薬指には綺麗な指輪が輝いてて」

妖精「二人目三人目って子供作って、幸せに暮らしてって」

提督「…………」

妖精「ね、どんな気分?」



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