2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 02:56:38.15 ID:1A7fjqn3o
「おお、なかなかだな」
冷蔵庫の中にはあまり使えそうな食材が残っていなかった。
今日の晩飯で冷蔵庫の中身整理のチャーハンをやったところだ、当たり前なのか。
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2014/07/27(日) 02:58:06.50 ID:1A7fjqn3o
トントン、と軽快な音を立てて、魚肉ソーセージを一口サイズに切り分けて。
ほうれん草はあらかじめ水洗いをしておく。
「よっ、と」ジャー
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2014/07/27(日) 02:58:37.61 ID:1A7fjqn3o
冷凍してあった白米をレンジで解凍して、茶碗に装う。
そこにバター炒めを乗っけただけの、シンプルメシだった。
だが、これがまたうまい。
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2014/07/27(日) 02:59:11.81 ID:1A7fjqn3o
バターの風味を楽しんだところで、例のアイツを持ってくる。
少し邪道かも知れないが、ご飯の真ん中に穴を開けて。
「……生卵の登場だ」コンコン パカッ
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 02:59:39.28 ID:1A7fjqn3o
「よくかき混ぜて、と」
……うん、バターの味が殺されることなく、卵かけご飯と共存している。
エリンギも全体をぴっちりと締めていて、なんとも絶妙だ。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 03:00:11.31 ID:1A7fjqn3o
「うっし、ごちそうさん」
さあ、片付けよう……と器を持ってシンクに向かうと、キッチンとダイニングの境、
カウンターに塩むすびが3つ並んでいるのが目についた。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 03:01:00.29 ID:1A7fjqn3o
まだ少し口が寂しいので、嫁に無断ながら3つのおにぎりを食べることにした。
塩むすび、海苔も巻いていないシンプルなモノがたまらなくうまいのだが、
「俺はこれにプラスアルファで……」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 03:01:31.75 ID:1A7fjqn3o
本当はビールも飲みたいのだが、仮にも仕事をしている。そこは我慢だ。
「ん、うまそうだな」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 03:02:01.87 ID:1A7fjqn3o
チーズ鱈の封を開け、まず鱈をすべて剥がす。
鱈が剥がされたただのチーズを、手で適当に揉んでくしゃくしゃにした。
細かく砕かれたチーズを明太子の上に乗せて、最後に鱈をトッピング。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 03:02:33.26 ID:1A7fjqn3o
「いただきます」
……我ながら、塩の量も適量だ。濃過ぎず薄過ぎずでうまい。
そしてそこに、さっき作ったチー鱈明太子。箸をのばす。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/27(日) 03:03:04.00 ID:1A7fjqn3o
この組み合わせはやっぱりうまい。ずっと食べていられる気がする。
具が入っているおにぎりではもちろん、その味を尊重しているが……。
「塩だけかかってても満足出来ねぇよな」
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