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2014/07/27(日) 15:07:19.11 ID:fvj1UMBw0
戦士「こういう時は質問が一番だな。おい勇者!私との模擬戦闘でお前は何勝何敗だ?」
勇者「うー.........21勝5敗3引き分け...だと思う。」
戦士「...あれ?お前それだけしか負けてなかったっけ?...お前確か8敗くr」
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2014/07/27(日) 15:09:24.19 ID:fvj1UMBw0
戦士「魔翌力が空って…私みたいになっているって事か?」
魔法使い「いや...普通どんな人でも多かれ少なかれ魔翌力はあるはずなんだけど...今、勇者は文字通り空っぽ...魔翌力が全く感じられない!」
神官「なんと...それは大変な事ではないのですか?」
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2014/07/27(日) 15:11:36.06 ID:fvj1UMBw0
戦士「(勇者が魔法を使えない......いやまて。ひょっとしたら、剣の腕までも落ちていたりしてないよな?でも、もしそうだったら...)」
戦士「えーい!勇者っ!」
勇者「.......?」
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2014/07/27(日) 15:15:06.28 ID:fvj1UMBw0
1時間後
戦士「よう......今帰ったぞ。」ボッロボロ
勇者「......ただいま。」ボロッ
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2014/07/27(日) 15:16:44.23 ID:fvj1UMBw0
神官「どちらにしろ、原因だけでも掴んでからにしましょう。出発は延期です。」
勇者「......大丈夫だって。」
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2014/07/27(日) 19:58:18.62 ID:fvj1UMBw0
診療所
医者「うーん...申し訳ありませんが、私にはさっぱりです。」
勇者「......」ポヤァ
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2014/07/27(日) 22:43:01.57 ID:fvj1UMBw0
酒場
魔法使い「ぷはぁ...。親父!もう一杯!」
酒場主人「へいへい。お嬢ちゃん、見かけの割によく飲むねぇ。」
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2014/07/27(日) 22:43:54.82 ID:fvj1UMBw0
魔法使い「おう、そうだけど...どうしたんだ?」
酒場主人「いや、あの毒蜘蛛の依頼は相当危険で、何人もの腕利きが命を落としたって話だぜ。それを倒すだなんて......強いんだなあんた達。」
魔法使い「なるほど。どーりで報酬がズバ抜けて高かったわけだ。」
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2014/07/27(日) 22:44:23.50 ID:fvj1UMBw0
魔法使い「ふむ……じゃ、失踪前に何か気になること言ってたりとかしてたか?」
戦士「おい。なんで急に聞き込みを始めているんだ?」
魔法使い「酒場は情報交換の場だぜ?それに俺はこの町長娘失踪事件が、勇者の異変と何が関係あるに違いないと睨んでるんだ。」
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2014/07/28(月) 13:20:19.00 ID:6DUQEhpk0
宿屋
神官「なるほど……そっちも同じような情報を手に入れたというわけですね。」
魔法使い「うん……一応他の人にも当たってみたけど皆ほとんど同じ話だったよ。」
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2014/07/28(月) 13:53:55.56 ID:6DUQEhpk0
(町長「娘は、洞窟へ魔物退治に行った後、すっかり人が変わってしまったんです…。」
町長「何を聞いても上の空。まるで人形のように無表情で、魔法もできないと言い出して……。
町長「次の日には、『探してくる』と謎の書き置きを残して、家からいなくなっていたんです…!」)
神官「…とのことだそうです。今の勇者様の状態とほとんど一致していますね。」
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