10: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/07/27(日) 15:08:59.22 ID:c+Fkeffe0
あずさ「千早ちゃん、お洋服、全部濡れてたから私のだけど替えの服、ここに置いておくわね」
扉越しに声をかけると、か細い声でありがとうございますとだけ返事が。
脱衣所から出て、温かいお茶を淹れていたら千早ちゃんがお風呂から上がってきました。
リビングに座ってもらって、お茶をテーブルの上に置きます。
飲むように促すと、両手でカップを持った千早ちゃんがゆっくりと傾けました。
千早「あったかい……」
ぽつりとそう零した千早ちゃんの頬を、一筋の涙が伝っています。
そのまま俯いて、肩を震わせている千早ちゃん。
何があったのか聞くべきなんでしょうけど、きっとそれは今ではないと思い、結局私は切り出しませんでした。
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