過去ログ - あずさ「私たちの隠れ家」
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4: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:03:10.60 ID:FrS4OQDwo
「晩ご飯ですか〜」

「はい、ここのフィッシュアンドチップスがとても好きで、良く来てるんですけど……」

「けど?」
以下略



5: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:03:36.79 ID:FrS4OQDwo
「なるほど、お酒を飲むとどうしてもおつまみ系に走っちゃいますからね〜」

「そうなんですよ……、ソーセージとか、フライドチキンとか……」

他愛もない会話で盛り上がっていると、音無さんが頼んだ食べ物が運ばれてきました。
以下略



6: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:04:03.07 ID:FrS4OQDwo
「ええ、あっ、あずささんは何か頼まれましたか?」

「いえ、まだなんです」

「じゃあ、席取っときますから行ってきてください」
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7: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:04:29.95 ID:FrS4OQDwo
席を立って、カウンターで料理を注文しに行きます。

今日は、折角だから一緒に食べられるように、フィッシュアンドチップスと野菜スティックを頼む事にしました。

番号札を受け取って、席へと戻ると、音無さんは美味しそうにカレーを食べていました。
以下略



8: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:04:58.23 ID:FrS4OQDwo
「んっ!!……、ぷはっ、あずささん、ビックリさせないでください!」

「あら、ごめんなさい」

少しだけ赤くなった音無さんは、恨めしそうな顔でこちらを見てきました。
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9: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:05:30.74 ID:FrS4OQDwo
少しだけ変な空気が漂った所で、私の注文した食べ物が届きました。

「あずささん、フィッシュアンドチップスにしたんですね」

「はい、実は食べた事無いんですよね〜」
以下略



10: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:07:20.85 ID:FrS4OQDwo
「ここに来る時はいつもピザとかばっかりだったので……」

「それじゃあ、まずは何もつけないで一口どうぞ」

音無さんに言われるがまま一口サイズの物をぱくりと食べてみます。
以下略



11: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:08:05.40 ID:FrS4OQDwo
モグモグと食べると、魚のお肉の柔らかさと衣のジューシーさがそれぞれ主張を繰り広げてきます。

ですが、それが喧嘩することなく、見事に調和したこのおいしさは、やみつきになりますね。

「おいしい〜!」
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12: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:08:45.58 ID:FrS4OQDwo
言われたとおりに付けてみて、もう一口食べると、今度はタルタルソースの濃厚な味わいが二つの主張を引き立ててくれます。

二つの顔を持っているなんて、凄いわね〜。

と、思っていたら、おもむろに音無さんが一緒に運ばれてきた瓶の蓋をあけて、中身を少しだけ垂らしました。
以下略



13: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:09:20.96 ID:FrS4OQDwo
「はい、ありがとうございます〜」

ビネガーを掛けたフィッシュアンドチップスを食べると、今度はビネガーのツンとした香りが鼻を抜けて、口の中に酸味が広がっていきました。

それがまた食欲をかき立てて、もう一個と私はビネガーを掛けて、更に欲張ってタルタルソースにディップします。
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14: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/07/28(月) 01:09:49.77 ID:FrS4OQDwo
「あずささんが喜んでくれてよかったです」

私は、お礼にと音無さんにもフィッシュアンドチップスを勧めて、二人で食べ物に舌鼓を打ちます。

やがて、私が頼んだ食べ物も全てなくなり、私たちは食器を下げて、非日常の階段を登って日常へ帰ります。
以下略



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