162: ◆R3w6VC0mCvpW[saga]
2014/08/17(日) 06:54:18.23 ID:0FToeXme0
にこちゃんの宣言まで後一歩。
でも、それが意味するのは一つ。
絶対的リーダーの穂乃果ちゃん・衣装担当兼ポスター担当のことりちゃん・作詞兼指導担当の海未ちゃん。
μ'sの先輩だったみんなが卒業するということ。
どんなに悲しくても、その時はやってきてしまう。
心の準備が出来ないまま、三人は卒業してしまった。
残った五人で話し合い、リーダーは私がすることになっちゃった。
しかも、今年の入部希望者はたった一人。
誰か助けてーって叫びたいけど、もう三年生でリーダーだからそんな弱気になれない。
今は全力でこの瞬間を楽しめるようになろうと努力の真っ最中。
「姉さまー! どうかなさったんですか?」
「かよちん、どうかしたの?」
「待っててあげるんだから、早くきなさいよね」
「ぱなよ。忘れ物でもしたの?」
「ぱなちゃん。何か困ったことでもあったの?」
遅くなった私を心配して、他のメンバーが部室に戻ってきた。
「ちょっと思い出に浸ってただけだから。遅れてごめんね」
私たち三代目音ノ木坂学院アイドル研究部がラブライブで三連覇するまでには、本当に多くの事件が待ち受けている。
何故か私を姉と慕うなんでもこなせる器用な新入生。
でも、過去に色々あったようで、悪い噂が常に付きまとってる。
昔のにこちゃんに重なるらしく、真姫ちゃんがそういう噂をしている人を見ると真っ先に怒る。
そんな真姫ちゃんは入学した頃より少し髪を伸ばして、普段は後ろで二つに結んでいる。
明らかに誰かを意識した赤いリボンで結ってるんだけど、指摘すると怒るので内緒。
凛ちゃんは髪を伸ばして、結び目は逆だけど穂乃果ちゃんみたいになった。
自由にしながらも結果を残して行く穂乃果ちゃんは、凛ちゃんの中で目標になったんだって。
って、いつまでもこうしてちゃ駄目だね。
皆と一緒にパフェを食べに行くんだから。
それでは、これで失礼しますね。
リーダーの小泉花陽でした。
追伸。これはまた別のお話です。 おしまい
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