過去ログ - 【艦これ】提督「鎮守府として色々不味いことになった」
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856: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2014/10/30(木) 12:04:27.31 ID:S1KOJVFR0
――――提督執務室。

「姉さまが改二よ改二! ちょっと提督聞いてるの!?」

「おち……おちつ……やま……」

「山城、落ち着いて。そんなに揺さぶったら提督が死んじゃうわ」

「あら、ごめんなさい」

「んがっ!?」

「どうせなら私は山城と一緒が良かったのだけれど……」

「いいんです、姉さまがなれただけで私は満足です」

「いててて……まぁ何にせよ、これでまたうちの戦力が強化された訳だ。深海棲艦とは違う別の脅威がまた突然現れないとも言い切れん。その時はよろしく頼む」

「えぇ、任せて。伊勢や日向にもこれで絶対に遅れは取らないわ」

(対抗意識、未だに持ってたのか……)

「あっ、今夜は姉さまの改二記念をするから提督も強制参加です」

「山城、無理強いはダメよ?……でも、提督が祝ってくれないなんて不幸かもしれないわ」

「言われなくても行くから、不幸言うのやめろ」

「ふふ、久しぶりに使ったわね」

「あー姉さまだけ改二にして妹は放置する提督が居て不幸だわー」

「さっきと言ってることが違うし言いたかっただけだろお前……」

「でも、少しだけ本当に不幸なこともあるのよ?」

「何かあったのか?」

「羽黒も言っていたのだけれど、少し馴染むまで力の制御が難しくて……部屋のドア、取れてしまったの」

「うちの鎮守府は毎日どこか壊れてるから気にするな、明石には少し悪い気もするが……」

「後、壁に手をついたらヒビが入ってしまったし、転がってきたボールを投げたら時雨達が吹き飛んでしまったの……」

「すまん、馴染むまではなるべく部屋に居てもらえると有り難い」

「大丈夫よ、ここの皆は頑丈だもの」

「いや、俺と壁とかはそこまで頑丈じゃないからな?」

「陸奥の爆発に巻き込まれて無事だった提督なら大丈夫だと、私は信じています」

「自分でも何で生きてたのか謎だから勘弁してくれ……」

「それでは提督、夜は食堂の方に来てくださいね」

「来ないと主砲を執務室に撃つわよ?」

「ちゃんと行くから安心しろ」

「――提督」

「何だ?」

「今日も、とても空が青いですよ」

「……そうか」




――――提督が私の注いだお酒を飲んでくれない……やっぱりまだ不幸なのね。

 ――――扶桑、それは椅子だ。

――――ねぇ山城、そう思わない?

 ――――姉さま、それは陸奥です。


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