過去ログ - 【艦これ】提督「鎮守府として色々不味いことになった」
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983: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2014/11/20(木) 13:41:43.19 ID:pAOD3nj+0
――――提督執務室。

「ホットココアだ、温まるぞ」

「ありがとうございます、頂きます」

「野分、ホントに野分?」

「そうよ、舞風」

「良かった……また会えた……」

「それはこっちの台詞。それにしても、舞風にこうして迎えられるなんて、変な感じね」

「野分が来るのが遅すぎたんだって」

「他の皆は?……赤城さんは、居るの?」

「今は、居ない」

「それって、ひょっとして、また……?」

「多分、今頃は紅葉饅頭食べてるかなー」

「――え?」

「うちの赤城は全国津々浦々の美味しいものを求めて出かけまくってて、ほとんど鎮守府に居ないんだよ。本人は至って元気だから安心していいぞ」

「えっと、赤城さん、ですよね……?」

「そうだ」

「野分も赤城さんが帰ってきたらいっぱいお菓子もらいなよ」

(今、赤城さんのイメージが私の中で崩れていった気がする……)

「にしても、台風の日に窓ぶち破って現れるとは、名前通りだな」

「意識がはっきりした時には、既に体が宙を舞っていました。新たな生を受けて早々、レーダー射撃を受けた時のことが脳裏を過るとは思いませんでした……」

「ねぇねぇ野分、とりあえず他の姉妹艦にも顔見せに行かない? 雪風とかすっごい喜ぶと思うよ」

「そうね、行きましょうか」

「あーちょっと待った」

「何でしょうか、司令」

「この終身雇用契約書にサインしていけ」

「……ここは、鎮守府では?」

「形式上はな。一応書類も海軍の正式な物だから安心しろ」

「そうですか。では――」

「台風が過ぎたら野分も一緒に明石さんのジェットコースター乗ろうよ、たっのしいよー?」

「……ここは鎮守府、なんですか?」

「鎮守府だ。少々変わってはいるが、な」

(……これにサインして、本当に大丈夫なのかしら)




――――野分、どうだった?

 ――――台風の中に居た時を思い出したわ。

――――あ、あはは……次、行ってみよー!

 ――――(まだ慣れるには少し時間がかかりそうだけど、舞風とこうして一緒に居られるなら……いいかな)


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