過去ログ - ハルトマン「渚にて」
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19: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/04(月) 23:38:07.74 ID:7YXMVe5HO
バックパックから懐中電灯を取り出して、周りを照らしてみる。
床も天井も柱も木造の、優しい感じのする造りだ。熱線のせいで炭化してるし、ホコリまみれだけど。
床に転がってる小さくて黒いのは……もしかして、パン?

店の奥には、大きなオーブンやミキサーがそのままの姿で残っている。小麦粉や砂糖が無いか探して見たけど、見当たらないなあ。


オーブンの影にあったドアを開けてみると、上へ続く階段が待ち構えていた。左手には小さな部屋がある。こっちは全然光が入らなくてちょっと怖いな……そう思っていると、

   『パキン』

またあの音。今度は上の方から聞こえた。
私は小部屋を後にして、2階へ向かった。


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