過去ログ - ハルトマン「渚にて」
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/20(水) 00:10:43.67 ID:ZZqOk2ov0



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/24(日) 02:06:08.58 ID:kmqA++I3o
初めてはだしのゲンを読んだ時の気持ちを思い出した


49: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/24(日) 23:40:08.40 ID:MMqPBa52O
気が付くと、目の間にロマーニャの国立病院があった。建物の半分は吹き飛んでいてダメかと思ったけど、中の方にちらちら人影が見えるから、一応機能してるのかもしれない。

後ろを振り返ると、遠くに私たちの基地の残骸が見える。
戻ろうか? いや、さっきトゥルーデやミーナや宮藤は見当たらなかった。多分もうあそこにはいないんだ。大方、市民の救助かなにかに出動したんだろう。きっと、そうだ。
だったら、もうあそこに行く理由はない。
以下略



50: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/24(日) 23:40:55.71 ID:MMqPBa52O
ロビーは異様な雰囲気で包まれていた。さっき私が見たような人たちが、それでも救いを求めて死に物狂いで集まってきたんだろう。
床に点々と赤い印が付いているが、それが何なのかは深く考えないようにした。

どうやら200人近い患者の数に対して医者の数が圧倒的に不足しているようで、数十人の看護師がひっきりなしに右往左往している。
でも、ミーナや宮藤の姿は無い。
以下略



51: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/24(日) 23:41:51.81 ID:MMqPBa52O
どうして忘れてたんだろう。こうなったときのために、トゥルーデがせっせと準備してたじゃんか。
あの営倉は地下にあるから、少なくとも爆風の影響は受けてないはずだ。トゥルーデの力なら、多少の瓦礫は退けられるだろう。
ちょっとの間ならあそこで生活出来るし、事態が落ち着いたら出てくればいい。

大丈夫、みんな無事だよ。
以下略



52: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/24(日) 23:43:42.41 ID:MMqPBa52O
……さっきまでの人影はどこへ消えたのか、基地周辺にはもう動くものは何も無かった。
そこここに倒れ伏している遺体を見ないように、記憶をたぐって営倉への階段を探す。
この辺が宿舎で……この辺が食堂? じゃあ……


以下略



53: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/24(日) 23:45:21.82 ID:MMqPBa52O
営倉の奥から返ってきた声は、私が求め続けたトゥルーデその人のものだった。姿は暗闇にかき消されて見えないが、この声は間違いない。

手探りで道を確保して、トゥルーデの近くにたどり着いた。
すぐそばに、トゥルーデの息遣いを感じる。
さすがの大尉殿も今回ばかりは冷静ではいられなかったみたいで、はあはあと肩で呼吸を繰り返していた。
以下略



54: ◆os0EtCPvIM[saga]
2014/08/24(日) 23:47:57.83 ID:MMqPBa52O
今回はここまでです
投下にかかる時間の割に量が少なくて申し訳ない
あと>>8>>9あたりで『独房』って書いてあるのはミスです、今回から『営倉』で統一します


55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/25(月) 00:16:07.49 ID:creIti/I0



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/25(月) 01:39:33.21 ID:wyfE04v7O


あぁ…嫌な予感が…


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