過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」佳織「チャンピオン……?」【安価】
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463: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/08/17(日) 20:05:08.36 ID:6NbBWUoBo

 たまには、誰かと電話でもしてみようかな
 誰かと言っても、その相手は限られて来るけども

 特に、こんな時間に気兼ねなく話ができる相手なんてなおさら

京太郎「……もしもし、須賀です」

桃子『京さん? どうしたんすか、こんな時間に』

 東横は3コールほどで電話に出た

 俺は何て言おうか少し迷って、窓の外を見る
 降雨の多い時節にあって珍しく晴れ模様の夜空は遠くまで澄んで見えて
 星々の輝きが大地に降っているようだった

京太郎「七夕、なんだよな」

桃子『?』

京太郎「誰かの声が聞きたくってさ」

桃子『誰かとは……また、漠然としてるっすね』

 俺がこうしているのには意味も理由もあるわけじゃないからな
 ただ、それでもやっぱり――

桃子『でも、その誰かの一番最初が私なのは、ちょっと嬉しかったり』

京太郎「分からんぞ? 実は一番最初の人が出なくて」

京太郎「東横は、実際二、三番目かもしれない」

桃子『そんなっ!?』

 軽快な東横の声に軽く笑みを漏らし、俺は目を瞑る
 ……やっぱり、落ち着くな
 東横とこうして他愛もない話をしているのが
 一番安心するというか、穏やかでいられる

京太郎「冗談だよ。俺にとって一番は、お前さ」

桃子『……そんなこと言われると、勘違いしちゃうっすよ』

 何を勘違いするのか、なんて野暮は言うまい

 俺はもう決めたのだ



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