過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」佳織「チャンピオン……?」【安価】
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75: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/08/02(土) 23:18:12.24 ID:vBStghRNo

 もーっ、本当に疲れた!
 明日明後日は麻雀を打たなくてもいいって気分だよ
 図らずも、はっちゃんさんの言う通り
 結果的にここに来るという選択は
 麻雀から少し離れてみることに繋がってしまっている

 楽しかったし収穫もあったが、その分色々と消耗したな
 できることならもう少しこうして休んでいたいところだが……

京太郎「それじゃあもうそろそろ本気で時間もないですし」

京太郎「俺は帰りますね」

 立ち上がってそう告げる
 加治木先輩はサラリとした態度で
 東横は名残惜しそうに、それでも引き止めるわけにはいかないと
 そんな素振りで俺を見上げる

 その中で唯一、事情を知らなかった天江さんが

衣「? きょーたろーはどこかに行くのか?」

京太郎「あぁ、俺の合宿はこれで終了です。あとは帰るだけなんですよ」

衣「なんと……そうだったのか……」

衣「なら、悪いことをしたな。徒に対局を引き延ばすような打ち方ばかりで……」

京太郎「おっと、それについては言いっこなしです」

京太郎「天江さんは、本気でかかってきてくれてたでしょう?」

衣「……うん」

京太郎「なら、それでいいんです」

 確かに、もっと色んな人と打ちたかったと言えばそうだが
 全力の天江さん――満月じゃないので本当の全力とは言い難いが
 とにかくも、全力で向ってきてくれていた天江さんと打てたんだ

 昨年度インハイMVPの本気だぞ?
 こんな経験、二度とできるもんか

京太郎「それが何より、俺にとっての糧になることですから」

 おそらく……一番に最も近い位置にいるであろう天江さん
 彼女との対局で、目指すものとその力を片鱗でも知ることができたんだ
 感謝こそすれ、謝罪されるような理由はどこにもない

 しゃがんで視線の高さを合わせ、俺はそうはっきりと断言した
 何かを言い淀む様に口を歪め、目線を俺から逸らした天江さんは
 おずおずといった風に、小さい声で

衣「……きょーたろーは、また衣と麻雀を打ってくれるか?」

 畳の目を見ながら、前髪を揺らす

京太郎「是非、やりましょうとも」

 その時は、今よりも、もっと、もっと強くなって
 天江さんをアッと言わせてみせます

 その決意を胸に秘め、俺は天江さんと小指同士を結び合わせた
 この日を忘れないようにと、再会の約束を忘れないようにと



《Announce》
対局ボーナス・二位
該当ステータスが上昇しました(大)
放課後行動を終了します


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