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過去ログ - 【安価・コンマ】八百万の英霊よ、集え31【募集鯖鱒聖杯戦争】

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30: ◆F0cTHB3QK/uG[saga]
2014/08/02(土) 19:14:23.72 ID:N+Vw2CmD0

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　　その言葉、そして自分が置かれている状況に、貴女は見覚えがあった。

　　遠い昔、大学に在籍していたときに―――――図書館においてあった書物の片隅に書かれていた記述。

　　聖杯戦争についての要録。

　　貴女は確かめるように、自分の全身をくまなく確かめる。

　　そして、手首の裏側に刻まれた格子の紋様を見つけたとき、彼女は自分が何に巻き込まれたかを理解する。

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　　怪訝そうな顔で、自分を見つめる妙齢の女性。

　　かつて読んだ文献が正しいのならば、彼女は史上や伝説に名を残す『英霊』……それをクラスという枠にはめ込んだ存在、『サーヴァント』である。

　　そして、仮説が正しいのならば、『ステータスが見える』はずだと。

　　彼女はそう思い、目の前に立つその女性に視点を合わせる。

　　予想通り、脳の中にデータの集積物が入り込んできて、彼女の仮説は確信に至った。

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