過去ログ - 【俺ガイル】 八幡「例えば、あり得たかもしれないそんな世界」
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◆SnKC1m7x8.
[saga]
2014/08/02(土) 20:55:35.85 ID:wtQIWKT/0
女生徒に連れてこられたのは、特別棟の誰も使用していない空き教室であった。
廊下にも人気がないし、ここならどんな会話をしていても、誰かに聞かれてしまうことはまずないだろう。
つうか、入学してからまだ2週間も経過していないというのに、なんでこいつはこんな空き教室の存在を知ってんだよ……。
「俺もついてきちゃってよかったのか?」
「えぇ。あなたにも聞いてもらいたい話しだから」
そうか。
だがこちらとしては不穏な話なんて聞きたくない。
できることなら、とっととこの場から去ってしまいたい。
「遅ればせながら自己紹介をさせていただくわ。1年J組、雪ノ下雪乃。あなたの言った通り、新入生代表の挨拶をしていた者よ」
やはりそうだったのか。
しかし、肝心なのはそこではない。
「あなた達……、特に由比ヶ浜さんには、大変申し訳ないことをしたと思っているわ。それに、廊下であなた達を見掛けた時すぐに気が付いておきながら、自分から名乗り出ることもできないなんて───」
「ちょっと待て。大体察しはついてるんだが、一からちゃんと説明してもらえるか?」
「それもそうね、悪かったわ。私も多少、混乱しているのかしら……」
そりゃあ俺の嫌な予感の通りなのだとしたら、混乱もするだろうな。
名乗ってもいない由比ヶ浜の名前を知っていることから鑑みるに、俺の予感はそう外れてはいないのだろう。
だが、ここまで聞いてしまった以上、きっちり話してもらわないことには釈然としない。
俺は視線で言葉の先を促す。
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