39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/02(土) 19:46:53.05 ID:SluoaBc3o
「暑いとか寒いとか、お前らにとっちゃただ煩わしいだけのもんなんだろうけど
俺はそれをどれだけ願っても感じられないんだぞ。
ただ想像することしかできないんだ」
感覚が他人より少ないこと。
それはつまり鉄の身体が自分に見える世界を狭めているということで、
彼が自分の体質を最も憎むのはそれを実感するときだった。
彼女は返答に窮した様子を見せ、
それから顔を少し伏せて「すみません」と呟いた。
彼はまだムスッとしていた。
それは別に普段の表情と殆ど見分けはつかなかったけれど。
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