過去ログ - 【艦これ】ボンクラ提督とぽんこつ系ビッグセブン
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296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:09:42.60 ID:J28Mw8Un0



―　０話　　秋津　　　―

以下略


297:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:14:32.89 ID:J28Mw8Un0


僕がまだ年端も行かぬ幼い頃、親族の娘が我が家に住まうようになった。

親等としては従姉にあたるその人は、僕より４つほどしか年齢が離れておらず
以下略


298:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:18:06.88 ID:J28Mw8Un0

従姉を家に迎え入れる日、僕は父の後ろに隠れて客人を観察した。

百合を想起させる病的なまでの白い肌。　

以下略


299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:22:20.22 ID:J28Mw8Un0

そんな従姉が僕を見て、初めてにこりと笑った。

いくら年上とはいえ子供であることには変わりない。

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300:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:28:44.09 ID:J28Mw8Un0


父も母も軍人だったので、戦時中ゆえに業務に忙殺されていた。

そこで姉が子守娘として僕の世話を担うことになった。
以下略


301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:32:24.05 ID:J28Mw8Un0

従妹の名前は穏やかな実りの季節を想起させる。

だから僕は親愛を込めて、いつしか情愛を重ねて呼んでいた。

以下略


302:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:35:00.56 ID:J28Mw8Un0


十五で姉は、家を出た。


以下略


303:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:39:18.30 ID:J28Mw8Un0


出兵の日。　僕らは玄関先にて姉の見送りをする。

家族が死地に向かう事を未だ信じられず、姉に土産をねだってしまう程度には現実味を感じられなかった。
以下略


304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:46:07.12 ID:J28Mw8Un0


里への便りもとうに絶え果て、歳月ばかりが過ぎていく。


以下略


305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:49:09.82 ID:J28Mw8Un0


最初の一枚は大本営からの報告文。

残りの三枚は、遺族に宛てた姉からの遺書だった。
以下略


306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 23:57:01.15 ID:J28Mw8Un0

　こんな感じの話を構想中。スレタイ未定のあくまで予定。
　ちょっとシスコンこじらせた提督と、物憂げな某揚陸艦のネタですね。

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