3:唯「きのう何食べた?」[sage saga]
2014/08/03(日) 01:23:23.84 ID:9Q8Qjn5Q0
律「あれ? 眼鏡なんてかけてたっけ? 目悪くなったのか?」
唯「これ老眼鏡。最近小さい文字が厳しくてねー」
律「うへー、ついに来たかー」
唯「ホントは和ちゃんが昔かけてたような赤いのがよかったんだけどね、『四十過ぎて赤は
無いでしょ』って言われたから、この黒のアンダーリムにしたの」
律「なんだ。和とは会ってたんだ」
唯「あ……! あー、ホラ、幼馴染みだから。親同士も仲いいし。それより、りっちゃんは
老眼まだ?」
律「幸いなことにねー。まあ、老眼はまだだけど今度おばあちゃんになるよ」
唯「へ!? おばあちゃん!?」
律「うん、娘の出産が近いんだ」
唯「ええ!? あの娘さん、もうそんな大きくなったの!? はぁー、そりゃ私も老眼に
なるはずだよ…… そっかぁ、りっちゃんがおばあちゃんかぁ……」
律「昔から澪に『律二号だな』なんて言われるくらい似てはいたけど、若くして未婚の母、
ってとこまで似なくてよかったのにな…… まったく……」
唯「大変だね……」
律「もう二十四にもなるいい大人なんだから、私もあれこれは言わないし、好きなように
生きてくれていいんだけどさ…… まあ、せいぜい孫の面倒でも見てやるさw」
唯「産まれたら私にも会わせてね。ばあばw」
律「それはもちろんだけど、先に唯の彼氏に会わせろよ。なあ、どんな人?」
唯「さあ、同窓会の話し合い始めるよ!」
律「話をそらすなー!w」
――午後11:00過ぎ。唯と和が住むマンションにて。
唯「ただいまーっと。和ちゃん、起きてるかな?」ガチャ
和「おかえり……」グッタリ
唯「の、和ちゃん! テーブルに突っ伏してどうしたの!? 具合悪いの!?」
和「大丈夫、疲れてるだけ…… 倒産した北白川重工の仕事に加えて、裁判所依頼の破産
管財人の仕事が重なっちゃってね…… 数年に一度の祭りみたいな状況なのよ……」
唯「ええっ、北白川重工って大企業だよね?」
和「うん…… とんでもなくめんどくさい上に、もうひとつの裁判所依頼の方は絶対に
断れないのよ…… 断ると二度と来ないから……」
唯「ありゃあ…… で、でも日付が変わる前に帰ってこれてよかったね! あとはゆっくり
休んで――」
和「ううん…… 一旦、シャワーと着替えをしに戻ってきただけ……」
唯「え? 一旦?」
和「またこれから事務所に戻るわ……」
唯「そんな! 身体壊しちゃうよ!」
和「しょうがないのよ…… 祭りだから……」
唯「祭りって…… ご飯は? 食べた?」
和「ううん……」フルフル
唯「……よし! 和ちゃんはシャワー浴びてて! その間に私がご飯作っとくから!」フンス
和「え……? でも……」
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