過去ログ - 妹「やあ、お兄…ちゃん」 男「……おう」
1- 20
1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 03:11:39.05 ID:/9gKyjer0
男「……」

黙々と週刊誌を眺める30そこそこの男。
着ている紺のスーツはまだ初々しく、シワのない、所有者の几帳面な性格が滲み出ているようだ。

男「へえ。あの野球選手、毎晩ホテル街に繰り出してるのか」

男「まったく、上昇していく人生でいいね」

実は、この独り言は、自宅で呟かれているのではない。
電車の中で呟かれている。
それなら、必然、

女 (変な人と乗り合わせた)

不審に思われるだろう。
ましてや、今は深夜22:00。確実に怪しまれる。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 03:18:08.15 ID:/9gKyjer0
そんなものは露知らず、男はそれを読み漁る。

男「へえ、これはまた。大物芸人、裏の顔ってか」

女 (あ、それ気になる)
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 03:28:47.81 ID:/9gKyjer0
男「……」

女 (どうしたんだろうか)

女の興味は目の前の男に向けられる。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 03:42:56.04 ID:/9gKyjer0
女 (それで、大物芸人がどうしたんだろう)

女は顔をしかめる。そんなに気になるなら自分で買えという話だ。

男「……つまらない。次、次」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 03:52:27.07 ID:/9gKyjer0
少女 (変人その1がこっち見てる……)

少女は酷く怪しんだ。
それもそうだ。電車に乗り込んだところ、目に入ったのはこの二人なのだから。
ちなみに、言わずもがな変人その2は、寝ている間に寝にくいのか体勢を何度も変えている女である。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/03(日) 11:53:29.50 ID:lT8AEFLDO
世にも奇妙な風?


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 19:39:59.42 ID:/9gKyjer0
男「まあ、いいか」

しかしその素振りを見せたのは一瞬で、
すぐに寝る姿勢に入った。

以下略



7Res/4.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice