21: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:11:33.22 ID:gz+5vwBbo
貴音「まこと、密度の濃い一年でした。経験する何もかもが、未知のきらめきに満ちていて……」
P「楽しかったか?」
貴音は深くゆっくりと頷いた。
貴音「言葉では言い尽くせぬほどです。きっと、生涯忘れることのない一年……」
懐かしむような、それでいてどこか寂しそうな声。
P「でも満足するのはまだ早いぞ。貴音はまだまだ上を目指せるんだから。これからも頑張って――」
貴音が袖で目元を拭う。
P「――貴音?」
貴音「すみません。目にごみが……」
そう言って小さく笑う。その目にはうっすらと涙が滲んでいた。
貴音「――そろそろ、わたくしは失礼させていただきます」
P「帰るのか?」
貴音「ええ、プロデューサーはまだお仕事が?」
P「あともう一仕事かな。もうちょっと風に当ってから戻るよ」
貴音「ご無理なさいませんように」
P「そっちも気をつけて帰れよ。お疲れさん」
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