過去ログ - 貴音「月光Cage」
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26: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:23:09.11 ID:gz+5vwBbo
――折角なのでこの村について話を聞きたいと思い、相席させてもらう。

料理を待つ間、互いに自己紹介をした。

三人は大学で同じゼミをとっている間柄で、今回は教授に連れられ民俗学の研究のためこの村にやってきているのだという。

朱袮「――ええっ!? じゃあやっぱり、四条家ってあの四条貴音の実家なんですか!?」

白河「四条貴音……って誰や?」

青山「ウソでしょ、白川さん。知らないんすか?」

白河「知らん」

朱袮「白河さん全然テレビ見ないですもんね〜」

彼女は七瀬朱袮(ななせ あかね)。大学二年生。セミロングの黒髪にくっきりとした目鼻立ち、ピンク色のカーディガンがよく似合っていた。こんな旅でなければスカウトをかけたいくらいの美人だ。

青山「先輩、芸能人なんてほとんど知らないんじゃないっすか?」

彼は青山和一(あおやま かずいち)。同じく大学二年生。茶髪で童顔の、いかにも今どきの学生といった感じの青年。小柄な体格で変声期前のような甲高い声の持ち主だった。

白河「そうかもしれんな」

そう言いながら煙草を灰皿に押し付けたのは、他二人より一年先輩だという白河竜二(しらかわ りゅうじ)。物腰、風貌どちらにしても大学生にしては随分と老成した雰囲気があった。それと関西の出身なのか、言葉に独特の訛りがあるのが特徴だった。



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