過去ログ - 貴音「月光Cage」
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40: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 23:03:26.01 ID:gz+5vwBbo
青山「あ、そうだ。ちょっと珍しいもの見つけたんですよ」

青山くんが手の平ほどのサイズの小さな赤い紙袋からなにか取り出す。

白河「……なんや? ガラス球か?」

輪っか状に紐が結ばれており、上部には安全ピン、下部には透明の小さな涙型のガラス球が付いていた。紐の部分は白と青の細い糸が綺麗に編まれている。

朱袮「鬼よけのお守りらしいです」

朱袮さんは笑って白い歯を見せる。

朱袮「へへー、付けてあげますよ先輩!」

青山くんからお守りを受け取ると、それを半ば強引に白河くんのシャツの左胸部分にピンを留めてしまった。

白河「鬼よけって……水晶とかならともかく、こんなちゃちなガラス球で効果があるんかいな」

人差し指の先でガラス球をつつきながら言う。

朱袮「あはは、まぁまぁ、こういうのは信じてないとご利益がなくなっちゃいますから」

青山「あ、先生の分もありますよ!」

千家「いや、私はいいよ……」

朱袮「えー遠慮しないでくださいよ! ていうか、折角買ったんだから付けてください、ね?」

千家「はは、わかったわかった」

苦笑いして千家さんは同じお守りを受け取り、同じく胸元に付けた。



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