3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/08/03(日) 22:17:40.93 ID:0Xe9k2eb0
砂時計を反転させる。ガチッっという音が廃墟と化した街に響き渡った。
何度目の時間遡行だろうか。すでに数えるのは諦めた。もはや通り慣れてしまった
一か月前へと続く道。痛む体はそのままにほむらは歩く。
体を癒さないのは戻ってしまったら元通りの体になっているからだろうか。
それとも自分への罰のつもりだろうか。ほむら本人にもそれはわからなかった。
ほむら(この道を抜けて…今度こそ…)
突如、空間にヒビが入る。
ほむら(!? 一体…これは!?)
ヒビが広がり、空間が口を開けたかのような穴ができあがった。
ほむら(…吸い込まれ…る!?)
体が言うことを聞かない。抵抗できないままほむらは穴に吸い込まれていく。
ほむら(何が起こっているの!?ダメ…!抜け出せない!)
最後の抵抗に、伸ばした左腕も結局何も掴むことができずほむらは完全に飲み込まれた。
ほむら(私は…どう…なってしまうの……、ま……ど…か…)
そこで、ほむらの意識も闇の中に消えていった。
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