過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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819: ◆itPh.0zEvU[saga]
2015/12/20(日) 21:34:47.56 ID:IpRhQ/T10
傘を持ちながら歩くこと数十分。長い帰り道の終点。雨風を防いでくれる家に感謝しながら冷えた体をシャワーで温めてから浴槽に浸かる。

見慣れない天井、見慣れない浴槽。

雪乃「比企谷君。着替え、ここに置いていくわよ」

八幡「はい」

そして、雪ノ下の声。

何を隠そう、俺が今いるのは雪ノ下の家なのである。

……どうしてこうなった。

遡ること少し前。

結局雪ノ下の言うとおり傘を二人で使い……まあその、一般的に相合い傘というのをしながら俺たちは帰った。

さすがに俺の家まで送ってもらうのは気が引けたので、雪ノ下を家まで送って俺が傘を借りるということになったのだが。

雪乃「……ありがとう」

八幡「礼を言うのはこっちだろ。これから傘借りるんだし……でも本当にこの傘使っていいのか?」

雪乃「使わない傘をもらえれば、ということだったけれど、家には使わない傘なんてそもそも置いていないもの。だからそんな心配をする前にあなたのような眼をした人間が女性物の傘を使って職務質問されないかを心配しなさい」

八幡「そっちもマジで心配しなきゃな……」

そう言いながら手元の傘を見る。俺や小町が使ってるのに比べて明らかに高そうで、すでに握り心地からして違っている。

途中で傘しまおう。こんな高い傘さして強風の中を帰るとか心臓に悪い。

そう考えるとここまでの道のりでそれを意識せずにすんだのはラッキーだった。いやその分いつもより近い位置にいる雪ノ下に緊張しっぱなしだったのだが。


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