過去ログ - 雪乃「LINE?」結衣「そう!みんなでやろうよ!」
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827: ◆itPh.0zEvU[saga]
2015/12/21(月) 21:50:16.21 ID:CkPMhNuo0
雪ノ下家リビング。ひんやりとした床の冷たさをひしひしと感じながら眼前で仁王立ちしている雪ノ下を見る。

雪乃「あなたたちは人の家で一体何をしているのかしら」

声音は冷たく、聞いただけで凍死しそうだ。そんな雪ノ下のお言葉を俺と陽乃さんは正座しながら聞いている。

陽乃「いやー、たまたま近くを通りかかったから遊びに来ただけなんだけどねー」

八幡「俺にいたっては被害者なんだけど。っていうかその前になんで着替えがバスローブなんだよ」

雪乃「私の家に男物の服があるわけないでしょう。そのバスローブは姉さんからのプレゼントよ。いらないからあげるわ」

八幡「俺もいらねえよ」

無駄にいい生地を使ったバスローブは悔しいことに着心地は最高だ。が、ここで俺がもらうとなんというか……変態みたいじゃないですかね。

依然俺たちを見下ろしていた雪ノ下だったが、疲れたのか額に手を当ててため息をついた。

そのタイミングで正座していた陽乃さんが悪びれた様子もなく立ち上がる。

陽乃「ま、ホントに特に用事があったわけじゃないから。そろそろ帰るね」

雪乃「そうしてちょうだい。……外、雨は弱まったのかしら?」

陽乃「まだまだ降ってるよ。なに、心配してくれたの?雪乃ちゃんやっさしー。でも大丈夫だよ、今日は車で来たから」

雪乃「そんなわけないでしょう。この男が雨が止むまでうちにいたいと言っていたから……」

陽乃「おお?じゃあ今日はお泊まりコースだね。明け方まで弱まりすらしないらしいよ」

え……まじかー。さっきの看板が割とトラウマになってるから風弱まるまで外出たくないんだけどな。

窓から見える雨模様の空を見つめながらこの後の計画をたてる。ふむ、どんな計画をたてても諦めるという終着点に到着してしまう。まずい。


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